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自閉症児と共に生きる

知的ハンディキャップのある自閉症児との味わい深い人生

男性脳と女性脳の違い?

 

息子の発達障害が分かってから、「しんどいなぁ」と感じることがたまにある。

自分と同じような境遇の人がいないから、「そういうことある!」

という気持ちを共感することができない時だ。

 

みんな熱心に話を聞いてくれ、頑張れとか大変だねとか、個人的に励ましてくれることが多いのだが(そりゃそうだ)、一方で「たまにはしんどくなる時あるよね」と、ほんの少しでも共感してくれる人がいればだいぶ気持ちが楽になるのになぁと思う。

 

他の子どもと息子を比べても意味がないことは分かっているし、

息子の障害が好転するわけでも、もちろんない。

障害を受容できなかった時は、

同世代の子ども達のお母さんに会うのが辛かった。

嫌でも、成長の差を感じてしまうからだ。

でも、少しずつ息子の状況をオープンにしていくにつれて、

他の子どもとうちは違うんだって、

いい意味で割り切って考えられるようになっていた。 

ただ、それでもやっぱり「あぁ、定型発達の子って今こんな状況なんだ」って

思ってしまう瞬間はある。

「うちの子ってやっぱり相当遅れているんだな」と思う。

でも、少し時間が経てば「また明日から地道に頑張ろう」につながるんだし、

無意識に比較してしまう瞬間があっても仕方がないと思うのだけど。

「強い」心の持ち主はそうならないようにマインドセットするようだ。

自分の心の変化を予見して、本当に行く必要がある場なのかどうかを

選別しろということらしい。

感情はコントロールできるものなんだから、息子のことを守るためにも、

分別ある大人は自律的に行動するべきだというのが、おそらく夫の弁。 

価値観か考え方の違いだなと思う。

波が立たないように行動するか、波に正面から当たってその後で行動するか。 

逃げたくなる瞬間だってあるし、

実際に逃げてから自分の行動に後悔して戻ってくることもある。

それがリアルな人間の感情じゃないかなと思う。

 

逃げっぱなしだったら軽蔑するけれど、

戻ってもう一度向き合おうって決めた人間を

「弱い」と一蹴するのか、頑張ろうと言えるのかどうか。 

私は自分と同じような境遇の人には、「そういう時あるよね」と、

一旦は受け止めたい。そうじゃないと感情の逃げ場がなくなるから。

逃げ場がなくなった気持ちはいつか暴走するんじゃないかって思うから。 

 

夫とはやはり別の世界の住人同士だと思う。

 

「キレる女懲りない男」(黒川伊保子著・ちくま書房刊)という本に、

秀逸な表現があった。

「思いやりという機能は女性脳独特のもので、男性脳にはその

機能が備えられていない。思いやりで愛を測ってはいけない」

男性脳には、基本甘え(自己優先)やえこひいき(彼女優先)の構造はない」

 

今後夫とのやり取りで気持ちを消耗しないためにも、とても参考になる本だ。

 

キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 (ちくま新書)

キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 (ちくま新書)