自閉症児と共に生きる

知的ハンディキャップのある自閉症児との味わい深い人生

「自宅で療育」の難しさ

我が家の療育スタイル

・月に3回土曜日朝10時~13時までお昼持ちの個別~小集団の療育に2年前から通っている。ここでは運動プログラム+個別学習が中心。

・金曜日にはソーシャルスキルトレーニングに重点を置いた放課後デイサービスへ通っている。

・自宅では絵カードとひらがなのマッチング課題、自分の名前のなぞり書き課題を併せて15分ほどの学習時間を設けている他、運動も平均して週に2~3回ぐらい、ふっきんやスクワットなどの簡単なものをやらせている。あとは自分で食べた食器は片づけをさせることは習慣づけるようにしている。

・自宅でやる場合、出来た課題にシールを貼るなどの見える化している。

いつやっているか

息子が学校から帰宅し、おやつを食べてひと息つき、夕飯を食べる前、見たいテレビプログラムの前に、テレビが見えることをごほうびにしながら「これをやったら見れるよ」という感じで促している。

最初は「僕頑張る」と言っていたのだが、今週はなかなかやりたがらず。

スクワットやふっきんなどをちょっと頑張らせてみたものの、「やりたくない!」と爆発してしまう始末。あやうくまた奇声を上げてパニックを起こしかねない状態に。

させたくないものの、「習慣が人を作る」という言葉に怯える

本人がやりたくないものでも、少しでも頑張らせるという経験を積ませることは大事だと思う一方、本人がやりたくないものをどこまで強制力を働かせながら頑張らせればいいのか分からなくなる。

結局本人が「やりたくない」と言ったところで辞めてしまうこともあるので、「駄々をこねればやらなくていい」という誤学習にもつながっている気がするし。。。

きっとそういう場合は、回数を減らしてでも、本人に本当に少しだけ頑張らせる、あくまでも親が主導で辞めさせるという態度は崩してはいけないんだろうなと思うものの…。意志を強固に持つというのは、言うは易いが行うは難しなんである。

それでも「明日はできるかもしれない」と信じることなのか…

ここで親が匙を投げてしまったら、息子の成長は止まってしまう。

できなくても、くよくよしない。明日はきっとできると信じること。

こんな風に自宅療育の難しさと葛藤している。