自閉症児と共に生きる

知的ハンディキャップのある自閉症児との味わい深い人生

早期療育じゃないけれどABAを体系的に勉強してみようと思います

今朝、学校へ送りに行った時に、支援級のママ友から「5月になって荒れる子、問題行動が出てくる子が多い」という話を聞きました。

 

新しい環境に変わって緊張が続く4月を追え、小学校生活のリズムに慣れると共に、本来の自分を出せるようになっていく。いわゆる「本心が出てくる」時期なのだそう。

 

あとは、通級へ通う子どもは、普通級のなかに「仲良しのお友達同士でつるむ」グループができていて、そこに入れなくて小さく傷ついたり…。

 

我が家の息子は、一人で大丈夫なタイプなので、そういったお友達関係で悩むことはほとんどない(というか、まだその次元にまでいってないというのが正しい)。

小学生になってまる2ヶ月。登校しぶりすることなく、出かけられているのが本当にありがたいです。

と同時に、小学1年生だったら当然のようにできること(文字や数字を中心に)が、やはり我が子は2歩も3歩も遅れているので、どうしたものかと思っています。

 

当初は支援級の先生にお願いできる部分はしてゆっくりできることを増やしていけばいいかと思っていましたが、どうやらそれは悠長に構えすぎだということが判明し。

というより、支援級の先生があまり頼りにならなそうということが2ヶ月間通ってみて感じたので、家でも私が少しずつ教えようと思っています。

 

以前からABAがいいとは聞いていたのだけど、自分が実践するとなると、その忍耐力と時間がないし、子どもにとっても負担が多いのでは…と思って敬遠していた部分がありました。でも、お友達に本を見せてもらって、何より驚いたのは「スモールステップの刻み方が本当に小さく丁寧」だということ。

 

ゴールからやってみせて逆算してスモールステップを刻んでいくというのも新鮮でした。例えば、学校の授業の用意の場合。「国語と算数の教科書をランドセルに入れる」というのがゴールだとすると、

国語の教科書と算数の教科書を確実に理解させるために、シールなどを貼ってマッチングさせるところから始めるということ。

例えば、算数=赤、国語=黄色などのシールを貼りながら「赤にタッチ、黄色にタッチ」とさせる、それが完全にできたら「赤取って、黄色取って」と進めていく。

国語の教科書と算数の教科書を完全に理解させて初めて「ランドセルに入れる」練習をする。

自分が今までいかに雑多なステップを踏んでいたのかが分かる。そして、息子を以下に混乱させていたかも…。分からないから意識が向かないのは当然で。それは私のせいでもあるんだなということが思い出されて胸が痛い…。

なので、息子が理解し頭に入っていきやすいようにスモールステップを刻めるよう、自分自身が改めてちゃんとABAを学ぼうと思っています。

ABAによって息子の知能が劇的に変わるとは思えないけれど、できることを増やすためにも、ABA的関わり方は必要だと思うので。

差し当たっては時間が取りにくいのが最大の課題なので、一日の生活にどう組み込むか?そこは大きな検討項目であります。

でも、千里の道も一歩から。地道に頑張ろうと思います。