自閉症児と共に生きる

知的ハンディキャップのある自閉症児との味わい深い人生

入学式!それはそれは…

昨日入学式だった学校は多いのではないだろうか。

我が家も入学式だった。空は快晴!桜の花も本当に美しく咲いていて、

春っていいなーと思った。

が、入学式はというと、親の私は気が気ではなく、どちらかというと桜を楽しむ余裕もなく、正直プログラム早く終わってくれないかな…の思いでいっぱいだった。

 

息子さんは入場こそ順調だったものの、指定されたイスに座りたくないと言い、途中から多動極まりない感じで、支援の先生がゆっくりと優しく誘導してくれたお陰で、何とか退場まではいかずに済んだという感じ。

 

息子は赤いベストを着ていたので、きっと「あの赤い子ね、会場を動き回っていた」という感じで見られるんだろうなぁと思うと、穴があったら入りたい思いに駆られ…。

 

式が終わったあとは、支援学級の教室でひとり遊んでいたようだ。

私は普通級で他の子ども達と親御さんと一緒に先生のお話、荷物の確認をしていた。

 

家に帰ってきたらもうぐったり、気疲れマックスで、気持ちの落ち込みようも半端なかった…。

一番頑張ったのは確実に息子なのだけど、親は何もできない分、見守るしかできなくて、それが余計に気疲れにつながった感じ。

あぁ、これから何かとイベントのたびにこうした緊張&気疲れが続くのかぁ。

もっとおおらかに、どーんと構えて息子の成長を見守りたいという思いとは裏腹に、自分の実際の心の容量がそれほど多くない現実に暗澹とした気持ちになった入学式だった。

もったいないな、この一瞬しかないイベントを味わえないなんて。

それは親である私自身が一番よく分かっている。

まだまだ鍛錬が足りないということなんだろうなぁ。

地道にがんばろ、私。

息子さんの学校生活への適応も地道に頑張るしかない。

歩はカメのようにゆっくりでも着実に。