自閉症児と共に生きる

知的ハンディキャップのある自閉症児との味わい深い人生

思いだしパニック

見通しが立つからパニックになることもある

一般的に自閉症児は構造化して見通しを立てやすくしようと言われる。

我が家も一週間のスケジュールに「学校」「学童」「放課後デイサービス」の3つのイラストを描いて、「今日は●●の日だね」などと見通しをつけて安心させるということをやっていた時期があった。

実践当初はだいぶ助かっていたが、最近はイラスト化しなくても、音の指示だけでも伝わるようになってきたので、口頭で伝えるようにしている。

昔は見通しが立たないとパニックになっていたが、今は逆だ。

特に「歯医者」に行く日のことはずーっと気がかりなようで、毎日「今日は行く?行かない?」と必ず聞いてくる。それも、割としつこく。

歯医者がよっぽど嫌みたいで、思い出してパニックになる

息子が通っているのは、障害者用の口腔センター。虫歯にならないように、歯磨きと定期健診、歯医者に慣れさせるために通っている。

でも、一向に慣れない…。治療をする訳ではなくても、大泣きする。

嫌なことを避けてばかりいると、大きくなった時に全くダメになってしまうので、何とか小さなうちからと思っているけれど、パニックになるので、どうしたものかなぁと思う。いつもなだめすかして、言い聞かせて何とか連れていくという感じ。

自閉×知的の21歳の娘さんを育てる先輩お母さんは「うちもいまだに慣れないわよ。怖がるわ」と言っていたので、いくら通ったところで慣れるものでもないのかもしれない。今週はまた定期健診の日。その日は私は有休を取るつもりだ。

さて、今回はどうなることやら…。