自閉症児と共に生きる

知的ハンディキャップのある自閉症児との味わい深い人生

母の夏休み ヨガの3日間集中講座に行ってきた

息子さんがおばあちゃんの家へ泊まりに行ったので、私はここぞとばかりに自分のためにヨガの3日間集中講座へ参加してきました。

 

朝10時30分から18時30分まで、途中1時間の休憩を挟むけれど、みっちり丸一日ヨガ三昧。飽きるかなーと思っていたけれど、とんでもない!

骨盤や股関節、脊柱など解剖学についての座学をしながら、ポーズを取ることで自分の体で動きを理解したり、ペアワークを通じて相手の体を見る練習などさまざまな角度からヨガを深めていく講座でした。

楽しく体を動かし、たっぷりと呼吸をし、リラックスし切る経験をできたことは、本当にストレス解消になりました。

先生は「弱っている人、弱っている時ほどヨガは効果が出る」と言っていたのだけど、まさにその通りな気がします。

 

「リストラティブヨガ」にハマる 

ブランケットやブロック、ボルスター、アイピローといったプロップス(ヨガマット以外の道具)を用いながら、無理なく胸を開いたり、足を開いていくなかで深いリラックスを導くというもの。気持ちよすぎて眠ってしまうこともしばしば。会社の先輩が「不眠症が治った」というのも納得で、体の奥のほうから回復してくる気がします。

 

仕事のことや子どもの小学校のこと、勉強や療育のこと、子どもの将来のこと、日々の夕食、週末の過ごし方等、毎日毎日頭のなかは様々な要素でいっぱいです。それもめまぐるしくマルチタスクでこなしていかないと、回りません。言うなれば「交感神経」がフルフルマックスで稼働している「動」の極みのような状態。自分では意識していないけれど、体も緊張してきっと力みもすごいと思う。

 

リストラティブヨガは、プロップスを使いながら力んだ体を緩ませ、心地よい圧をプラスしてあげることで、体全体で落ち着きを取り戻す。そして、ゆったりとした鼻呼吸によって副交感神経優位にしていく。こうした状態を10−20分キープすると、終わった後で体と心が少しずつ回復していくのだ。

 

日々消耗している心と体をこうやって解放していく時間を持つことで、明日頑張ろうという気持ちがじんわりと湧き出てくるのを感じます。

 
障害児を育てるお母さんこそ、リストラティブヨガやったほうがいい 

 

かつては、アシュタンガヨガやパワーヨガなど、体をよく動かす動的なヨガが好きでよくやっていたけれど、今はどちらかというと、ハタヨガやリストラティブなど、静的なヨガのほうが好き。やっぱり、体と心が求めているんだろうなぁと思う。

息子さんと離れる時間を持てたお陰でまた諦めずに働きかけていこうと、前向きなエネルギーをチャージできた3日間でした。