自閉症児と共に生きる

知的ハンディキャップのある自閉症児との味わい深い人生

新しい楽しみと息子の将来

週末に知り合った方から、素敵なお店を紹介してもらいました。

蔵前にある自家製焙煎珈琲豆のお店「縁の木」さん。

 

2人の男の子を育てながら出版社で営業をしていたキャリアウーマンが、脱サラしてゼロから起業したお店です。

次男に障害があることが分かり、将来的に知的障害を持つ人達のために働く場所を作ってあげたいという思いから起ち上げたそうです。

 

以前、(確か)毎日新聞で埼玉県に住む女性が自分の息子さんに障害があることが分かり、そこからバリスタ修業を始めて焙煎豆屋さんをオープンした記事を読みました。

障害のある子どもを育てる親にとって、子どもの将来の見通しは、中長期的な関心ごとであり、不安要素でもあります。

 

ただでさえ、できないことが多いのに、自活するための力なんてどうやってつけてあげられるのか…。そもそも、そちら方面の知識がなさすぎて、目の前のやらなければいけないことに結局流されて、思考停止(白目)。

 

財産を残してあげるのも大切だし、ある程度は私も頑張って残してあげたいと思っているけれど、それ以上にもっと大切なのは彼が働く場所と住む場所。

彼の持ち味が発揮できる場所、落ち着いて過ごせる場所、居心地がよく心地よく過ごせる場所を用意してあげたい。それが実現できないと、死んでも死にきれない。改めてそんなことを思いました。なかなか明るい話にするのは難しいですが、ネガティブに考えても答えは出てこないので、少しでもポジティブに捉えながらちょっとずつ前に進んでいきたいと思います。

 

縁の木で買った珈琲豆はとてもいい香りがします。

毎朝必ず珈琲を飲んでいるので、また新しい楽しみができて嬉しいです^^