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自閉症児と共に生きる

知的ハンディキャップのある自閉症児との味わい深い人生

アールブリュット?アウトサイダーアート?-そこにある価値展

表参道のGyreというファッションビルのなかでやっていた展覧会を観に行った。

4月2日までということでギリギリ直前に(汗)。

 

知的や精神に何らかのハンディキャップを抱えるアーティストの作品を紹介する展覧会だった。

私はアート鑑賞の素養はゼロなので、何がすごいとかかっこいいとかしか言えないのだけど、作品全体に自由と力を感じて、夢中で見ているうちに2時間とか過ぎてしまっていた。一緒に見に行った友人もそうだったようだ。

 

昼間は作業所やどこか別の場所で務めながら、創作活動に熱中している作家さんたち。

今回の展覧会を主催した女性は、「工房へ見学に行くと皆さんイキイキとしていて、楽しそうなんですよね」と。

 

公開している作品は販売もされていて、中には60万円とか値段のついている作品もあった。それもうなずけるぐらいの作品としての魅力に溢れていたし、作品からは障害者であることとかどうでもよくなってくる。

 

はー。こういった社会参加の形もあるんだなー。

アートは人の価値観を揺さぶる手段にもなりうるし、日常とは切り離された世界を見せてくれるし、それによって誰かとつながる手段にもなるし…。

 

こうした作家になれる人なんて、本当にほんの一握りかもしれないし、ここを目指そう!と思った訳ではないけれど、息子が夢中になれるもの、好きだなーと思って熱中できるもの、自分の気持ちを表現できる手段を何とか見つけてあげたいな…と思った。

 

企業勤めをしている私自身が、心のどこかで「企業就労こそが自立の最終形」みたいに感じていたのかもしれない。自分自身の価値観の偏りに改めて気づかされたという意味でも、息子の自立への新しいヒントをもらった日だった。