自閉症児と共に生きる

知的ハンディキャップのある自閉症児との味わい深い人生

小学校へ体験入学

今日は4月から通う予定の小学校の支援学級体験入学の日だった。

これまで就学相談にたくさんのエネルギーと忍耐力を使ってきたが、就学先が決まってしまうと、拍子抜けするぐらいのレベル感で個別対応していただけている。

 

朝一番で校門のところで先生、教育委員会の方と待ち合わせ。息子は緊張しているのか、いつもよりよくおしゃべりし、多動も目立った。

教室へ移動し、担任の先生とご挨拶。「こんにちは」としっかり挨拶できていた。

 

驚くべきことに、息子は約40分の間ほぼイスに座り、先生と一緒に課題をこなすことができていた。

家ではものの10分とかで集中力は途切れてしまうのだけど、今日はまぁやっぱり緊張していたから普段の姿を見せる余裕がなかっただけかもしれない。

 線引きや粘土、輪投げなどをこなし40分はあっという間に過ぎていった。

 

支援対象の子ども達は学年を越えて同じ教室に集まっている。

衝立を使って学年を分けているのだけど、息子が時々別のクラスに乱入するというハプニングが起こったけれど、大きなトラブルにはならなかった。

 

「先生たちは●●さん(息子の名前)が小学校に来るのを楽しみにしていますよ」という言葉を最後にいただいた。

 

これまでは何とか定型発達の子ども達と一緒の機会を用意していただけないだろうかと、お願いをしてばかりの立場だったため、こんな風に言ってもらえるのも、それもまた拍子抜けする感じ…。これから何か嫌なことや悪いことが起きる前触れなのでは…と穿って見てしまう私。苦笑。

 

でも、その時はまたその時で考えよう。

まずは息子が頑張って今日という一日を乗り越えられたことに感謝をしたい。